2022.11.18
D-SCHOOLプログラミングコンテストを開催! 審査の裏話を大公開します!!
こんにちは、D-SCHOOLでエンジニアをしている長浜ことチョビです!
今回はエデュケーショナル・デザインが毎年行っているプログラミングコンテストについて、審査を担当させていただいている私と水島で、コンテストの裏側をざっくばらんに話していこうと思います!
【D-SCHOOLプログラミングコンテストとは?】
D-SCHOOLプログラミングコンテストは一年に一度、D-SCHOOLオンラインやD-SCHOOL直営校、ライセンス校でプログラミングを学んでくれている子供たちが自分の作品を投稿し、D-SCHOOLの講師たちが審査員となって評価するコンテストとなっています。
■プログラミングコンテスト開催のきっかけ
ありがたいことにD-SCHOOLを通してプログラミングを学んでくれる子供たちが増えました。
その中でも面白いアレンジをしてくれている作品が沢山あり、良い作品を他の学習者にも共有することで、「こんなアイディアあるんだ!」や「こんなことできるのすごい!」など、学習者へのいい影響があればなと思い、一年に一度、自社でプログラミングコンテストを開催しています。
■今年の応募作品について
それでは水島さんと今年のプログラミングコンテスト(以下プロコン)について話していこうと思います!
チョビ:まず初めに今年のプロコンの所感についてお聞かせください!
水島:今年は昨年より応募作品数がすごく増えました。昨年はとてもすごい作品が多く、「みんなにも見てもらいたいな」と思う作品があったのですが、賞の枠の関係で受賞させてあげることができませんでした。今年は多くの作品にスポットライトを当てられるよう賞の数も増やし、なるべく多くの作品を皆に見てもらえるようにしました!
また年々投稿作品のレベルが上がってきており、実際にゲームとして販売できるくらいのクオリティまで高めてくれている作品もありました。そういう作品を見ると、プログラミングだけでなくゲーム作りという観点でも勉強したんだろうなと感じました。
チョビ:自分は初めて作品の審査をしたのですが、小学生から高校生までと年齢層も様々で面白いアイディアやすごい発想力が詰まったゲームが沢山見られてとても面白かったです!
水島:そうだね!後は、小学生から高校生まで出してくれている訳だけど、高校生の作品が一番すごい!ってなるかというとそういうわけではなく、小学生でも大人に匹敵するくらいの作品もあって面白かったですよね〜!
■プロコンの審査で難しかったこと
チョビ:プロコンの作品の採点を僕らで行っていましたが、水島さんが「ここ苦労したなー」という点をお聞かせください!
水島:まずはすべての作品を見て点数を付けていき、いい作品をピックアップしていたのですが、どれを最優秀賞にするか、どれをどの賞にするかを決めるのにすごく悩みました。作品を点数にするところで、個人の主観が働いたりして必ずしもこれが絶対!みたいなランキングを作ることはできないんですよね。例えば50メートル走であれば何秒でゴールしたかで明確な数字が出るので、それを元に順位を決めていけばいいのですが、プログラミングは色んなアイディアやデザインが入っていたりするので、一つの指標で見るってことが難しいんですね。なのでプログラムのレベル、デザインのレベル、正確にバグなくプログラミングできているか等の観点から、どの作品が一番にふさわしいのかを見極めるのが本当に大変でした。
チョビ:確かにいくつかの見るポイントがあるので、「この作品はデザインがいい!」みたいなポイントがあったり、すごく高度なプログラミングができている!とかのポイントがあってすごく難しかったですね!賞は残念ながら貰えなかったけれども、すごい作品もありましたし!
水島:個人的にはどんな賞を取ったかとかはあんまり気にしないで欲しいなとは思ってます!受賞できなかった=いい作品ではなかったっていうことではなく、どの作品も自分のオリジナリティとか、いいデザインだったりとか、クスっと笑えるような仕掛けがあったりして、「本当に面白いな〜!」と思って作品を見てました。許されるのであればずっと皆さんから送られてきた作品を採点していたいと思っています笑。
チョビ:評価する上でここをポイントにしてたよ!とかあったりしましたか?
水島:新しい視点でのゲーム性が入っているかを見ていました。例えば「武器を使って敵を倒して道具をゲットする!」みたいなのって結構ゲームだとありふれているじゃないですか?そこに自分のアイディアを加えた作品だとすごく面白い作品になっていていいなと感じました。初めは全然誰かの作ったゲームを真似して作ってもいいのですが、「コンテストでより上位を狙いたいよ!」ってことであれば、あまり皆が考えていないようなアイディアのゲームを出していただくといいのかなと思っています。
後は、ゲームの操作の説明やゲームのストーリーがプログラムに組み込まれているとすごくいいなと感じました。ゲームの操作説明やチュートリアルがないと、どうやって操作すればいいんだろう…となってしまってゲームを楽しむまで時間がかかってしまうんですね。なのでゲームの操作やゲームのストーリーは入れてあげることでこういうゲームなんだ!っとパッと理解してもらえるかなと思うのでとても大事なポイントかなと思っています。
チョビ:今あるゲームに新しい要素を入れてあげるだけで見え方がすごく変わったりするので大事なポイントですね!
ゲームの操作説明やストーリー説明があるだけで、何をすればよいかや、どういうゲームなのかがすぐ理解できるので、是非来年のコンテストに応募する方々は意識してもらうといいかもしれないですね!
■これからプログラミングを学ぶ人へ
チョビ:最後にこれからプログラミングを学ぼうか悩んでいる方へのコメントをお願いします!
水島:何かを作ることが好きな人はまずやってみるのはありかなと思います!プログラミングは自分を表現するためのツールです。「今からやるのは遅いでしょ…」なんてことはないので、是非興味を持ったタイミングで学習していただければなと思います!
チョビ:自分も社会人になってからプログラミングを学びましたが、何をするにしろ遅いということはないと思うので、迷っている方々、興味を持っている方々は是非プログラミングで楽しい作品を作ってもらえればなと思います!
■最後に
当社のミッションは「デジタル社会におけるライフスタイルとしての学びの提供プログラミングやIT領域を当たり前に学ぶ社会の実現」です。今回ご紹介したコンテストのように、興味を持ってもらい、裾野を広げていく活動を今後も充実させて行きたいと思いますし、経験者の実力を高めていく活動も今後、増やして行きたいと考えています。
引き続き、活動レポートは上げていきたいと思いますので、ご期待ください!
それでは皆さんまた次の記事でお会いしましょう!!!